2014年7月14日月曜日

『盂蘭盆会』(うらぼんえ)毎年7月と8月の13日〜15日の3日間 祖先の冥福を祈る行事です。

お盆の由来
「盆と正月の里帰り」などといわれるように、お盆は昔から日本人の心に深く根づいた風習・行事で、古代インド語ウランバナの音訳、「逆さまに吊されるような苦しみ」を除く行事です。その由来は「盂蘭盆経」というお経によっています。それによりますと、お釈迦さまの十大弟子で「神通第一」といわれる目連さまが、ある日、亡くなった自分の母親のことを神通力を使って見ていると、なんと母親は餓鬼の世界に落ちて、苦しみにあえいでいました。びっくりした目連さまは、お釈迦さまのところへとんで行き、どうしたらよいかを相談しました。するとお釈迦さまは、「90日間の雨季の修行を終えた僧たちが7月15日に集まっ て反省会を行うから、その人たちにごちそうをして、心から供養しなさい」とおっしゃり、そのとうりにすると、目連さまの母親は餓鬼の苦しみから救われました。

お釈迦さまはさらに「同じように、7月15日にいろいろな飲食を盆にもって、仏や僧や大勢の人たちに供養すれば、その功徳によって、多くのご先祖が苦しみから救われ、今生きている人も幸福を得ることができ よう」とお説きになりました。

これがお盆の行事の始まりです。お盆には精霊棚を飾ってご先祖をお迎えし、菩提寺
(ぼだいじ)の和尚(おしょう)さまに回向(えこう)していただき(棚経(たなぎょう)また菩提寺へ行ってお墓参りをして、数多くのご先祖を心からご供養いたしましょう。
副住職の盂蘭盆会の回向です。

奇しくも本日7月14日早朝、初開花は花托を遺し次の大賀蓮の開花です。

因みに初開花の大賀蓮

ご先祖のご冥福を祈りいま命あることに感謝するは大事なことと存じます。合掌

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